Twitterのプレゼント企画に当たった?悪質な詐欺に要注意!

近年、X(旧Twitter)のプレゼント企画に応募し「当たったけれど実は詐欺だった」という報告が増加しています。

もちろん中には本物のプレゼント企画も存在しますが、残念ながらSNSでは嘘のプレゼント企画の方が圧倒的に多いのが現実です。

もしプレゼント企画の当選通知が届いたら、うっかり騙される前にまずは慎重に疑うようにしましょう。

今回は、Twitterのプレゼント企画が本物か、偽物かを見極めるための注意点について解説していきます。

目次

こんな当選通知には注意!

  1. クレカ等の情報を要求される
  2. アプリやサイトに会員登録させる
  3. 身に覚えのない当選通知
  4. 添付ファイルやURLが貼ってある

クレカ等の情報を要求される

プレゼント企画でクレジットカード番号を聞かれるのは明らかにおかしいです。

詐欺系のプレゼント企画は、悪用するための個人情報を集める目的で行われることが多いです。

特にクレジットカード番号や、銀行口座の暗証番号、PayPay等のパスワードを要求されても絶対に教えてはいけません。他にも、プレゼントを送るために明らかに必要のない情報を求められた際は、疑った方が良いと思います。

住所や電話番号などは、郵送するために必要なので求められることは自然ですが、そういった個人情報も裏で売買される可能性があります。

LINEに誘導しライン追加を求めるのもかなり怪しいですね。

本当に信頼できるプレゼント企画以外は、安易に信用しないことが大切です。

アプリやサイトに会員登録させる

プレゼントを受け取るために、無料のアプリやサイトへの会員登録を求める当選通知DMが送られてくることがあります。

プレゼント企画に当たったことが嬉しくて、ついつい指示通り会員登録してしまう気持ちはわかりますが、これらも典型的な詐欺のパターンです。

登録させようとするサイトは怪しいサイトに限らず、有名な企業のサイトやアプリということも多いです。

このタイプの詐欺師は、誰かをアプリやサイトに無料で会員登録させることによって、企業側から紹介手数料を受け取ることを目的としています。

特に、クレジットカードを作成させたり、FX等の口座開設をさせると紹介者に1万円以上の報酬が入る場合もあるため、プレゼント企画を装って悪用する詐欺師が多いわけです。

身に覚えのない当選通知

応募した覚えのない当選通知が届いたという報告もよくあります。

普段から色々なキャンペーン企画に応募していると、身に覚えがなくても「もしかしたら応募したのかも?」と信じてしまいそうですが、本当に自分が応募したかどうかは絶対に確認しましょう。

また、本当に応募した企画であったとしても、詐欺師がそのアカウントを装った偽物のアカウントを作り、応募者に嘘の当選DMを送るケースもあります。

大企業のプレゼント企画のような信頼できるキャンペーンに当たったとしても、本物の公式アカウントからのDMかどうかは忘れずにチェックして下さい。

添付ファイルやURLが貼ってある

フィッシング詐欺の特徴として、当選通知に添付ファイルやURLが貼ってあることがありますが、これらをクリックするとウィルスに感染しアカウントを乗っ取られたり、情報を抜き取られたりする恐れがあります。

また、例えばAmazonのような多くの人が登録しているサイトにそっくりの偽サイトに誘導され、そこでログインIDやパスワードを入力してしまうと、その情報がそのまま詐欺師に盗まれ悪用されてしまう場合もあります。

URLが貼ってあるから100%詐欺というわけではありませんが、危険性が非常に高いということは覚えておきましょう。

確実に信頼できると判断した時以外は、うかつにURLなどをクリックしてはいけません。

詐欺アカウントの特徴

  1. フォロワー数が少ない
  2. リプ制限しているアカウント
  3. 札束の写真を載せている
  4. プレゼントや現金配布以外の投稿がない
  5. 全員に配布します

フォロワー数が少ない

偽物のアカウントの多くは、アイコンや名前は本物そっくりですが、フォロワー数が明らかに少ないものが多いです。

キャンペーンの当選通知が届いたら、フォロワー数などをチェックし偽物でないか確認しましょう。

ただし、偽のアカウントや嘘のプレゼント企画でも、フォロワーが数万人を超えるケースはあります。

フォロワーが多いとつい信頼してしまいそうですが、それだけで気を緩めないように注意しましょう。

リプ制限している

現金配布やプレゼント企画の中には、ツイートへのリプが出来ないよう制限されている場合があります。

これは、騙された人が他の人に注意を促せないようにするためで、詐欺師にとって都合の良い制限です。

普通に考えてプレゼント企画でリプ制限を設ける必要が全くないので、わざわざ制限しているアカウントは間違いなく詐欺と思って良いでしょう。

https://twitter.com/renhina_aru/status/1342825052828385285

札束の写真を載せている

現金配布キャンペーンで札束の写真を載せているアカウントは、99%詐欺だと思って良いです。

まず、ほとんどの札束の画像はネットで拾ったものを使い回しています。実際、その画像をGoogleの画像検索にかけてみると、全く同じ画像を使っている人が大量に見つかります。

中には、IDなどを書いた紙のメモを横に置いて本物の札束だと証明している人もいますが、実は偽物の札束はAmazonなどで簡単に購入することが出来るため、誰でも偽装することが可能です。

プレゼントや現金配布以外の投稿がない

企業やYouTuberによるプレゼント企画や、個人の現金配布でも500円や1000円といった少額のキャンペーンなら、詐欺ではなく本物のケースもたくさんあります。

これらは基本的に、知名度アップや人気向上、商品の広告的な意味もあるため、キャンペーンを行う側にもそれなりにメリットがあります。

しかし、プレゼントや現金配布専用のアカウントでは、ひたすらキャンペーンばかり行っており、自分の私生活やビジネスのことについてほとんどツイートしません。

つまり、何のメリットも目的もなく、ただ数百万円を頻繁に配布していることになります。

こういうアカウントは、投資で数百億の資産があるとか、余命が1年だとかいう理由で無理やりお金配りの口実を作っていますが、本当に善意でお金を譲りたいなら、被災地への支援や本当にお金を必要としているNPOなどへの寄付に使うことを考えるはずです。

わざわざランダムにTwitterの応募者に大金を配るのは、善意ではなく目立ちたいから、もしくは詐欺師かのどちらかでしょう。

しかし、もし目立ちたいなら私生活や自分の考えをツイートしないのは変ですよね。詐欺師だと考えれば、無駄な発言はせず、自分自身の情報はなるべく隠したいはずなので、全て辻褄が合います。

https://twitter.com/gureta_ore/status/1172801242910744576

全員に配布します

「10万円を全員に配布します」というようなキャンペーンも、100%詐欺です。

こういったお金配りのアカウントは、なぜか信じてもらうために必死にアピールしていますが、数百億の資産があって必死に自分が本物のお金配りだと主張する意味が分からないですよね。

そもそも本当に配っているなら、実際に受け取った人のツイートが大量に出てくるはずです。

普通に考えれば詐欺だということは見え見えなのですが、本当にお金に困っている人ほど甘い言葉に釣られて信じてしまうことがあります。

実はそれが詐欺師の狙いで、お金に困っている人や騙されやすい人を狙って、気付かないうちに違法な闇バイトなど犯罪の片棒を担がせようとするのです。

こうした詐欺には、裏で暴力団や犯罪組織が関わっていることが多くあります。

自分が犯罪の片棒を担がされたことに後で気付いても、「捕まりたくなければ指示従え」と更なる犯罪行為を強要され、いずれは確実に逮捕されてしまうのです。

本物の可能性が高いプレゼント企画とは?

  1. 企業や有名人が行っている
  2. 実際に当選した人の投稿が多数ある
  3. 主催者のメリットがはっきりしている

企業や有名人が行っている

大手企業や芸能人、有名YouTuberなどが行うプレゼント企画であれば、本当に当たる可能性が高いでしょう。

これらは沢山リツイートされることで知名度や人気のアップ、商品やサービスの宣伝になるため、しっかりと予算をかけても全く不自然ではありません。

また、もし実際に当選者を出さずにそれがバレてしまった場合、大きな問題に発展してしまうリスクがあります。

そのため、偽名やニックネームで活動する一般人と比べると遥かに信頼できる可能性が高いのです。

実際に当選した人の投稿が多数ある

一般人でプレゼント企画や現金配布を行っている人の中にも、本物が全くいないわけではありません。

ただし本当に配布している場合は、過去に当選した人の報告ツイートがたくさん出てくるので分かりやすいです。

また、キャンペーンを目的にしたアカウントではなく、個人の普段用のアカウントで時々プレゼント企画をやったりする人がほとんどのようです。

金額も、1000円や2000円をPayPayで5名にといった少額のものが大半になります。

もし嘘をつくなら、5万円や10万円と言った方が多くの人を釣りやすいため、逆に1000円くらいなら嘘ではない可能性が高いとも言えるでしょう。

主催者のメリットがはっきりしている

キャンペーンを主催する目的やメリットがはっきりしている方が、信頼できる可能性は高くなります。

例えば、ビジネスのためにフォロワー数を増やしたいとか、商品やサービスの知名度をアップしたいといった明確な理由があれば、予算をかけてプレゼント企画を行うのには納得できます。

もちろん当選者の自作自演など、いくらでも嘘をつく方法はありますが、目的やメリットがよくわからないプレゼント企画と比べれば、本物である可能性が少しは高いと言えるでしょう。

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